HamlogEx ユーザーマニュアル

対象バージョン: HamlogEx 0.12.1(English version)

目次

  1. 概要
  2. はじめに
  3. 画面構成
  4. 使用方法
  5. 機能一覧
  6. キー操作一覧
  7. 付録

1. 概要

1.1 HamlogEx とは

HamlogEx は、アマチュア無線の交信記録(業務日誌)を付けるための Windows アプリケーションです。 Turbo HAMLOG と同じような使い勝手で交信を記録でき、Turbo HAMLOG のデータ(CSV・ADIF)を読み込んで引き継げます。

主な特長は次のとおりです。

1.2 Turbo HAMLOG との関係

HamlogEx は、JG1MOU 氏の Turbo HAMLOG とは関係のない独立したソフトウェアです。 Turbo HAMLOG の機能を参考に、画面の構成を作り直しています。Turbo HAMLOG のログファイル(Hamlog.hdb)は形式が公開されていないため直接は開けません。 Turbo HAMLOG から CSV または ADIF で書き出したものを取り込んでください(2.4 Turbo HAMLOG からの移行)。

1.3 動作環境

項目 内容
OS Windows 10 / 11
実行環境 .NET 10(デスクトップランタイム)
無線機との接続 USB / シリアル(COM ポート)、または TCP(Hamlib rigctld)
インターネット cty.dat の更新、免許情報・コールブックの検索、E-Mail QSL、電子 QSL・オンラインログ、DX クラスター、地図の表示に使います(なくても交信の記録はできます)

1.4 データの扱い


2. はじめに

2.1 起動

HamlogEx.exe を起動します。初めて起動したときは ドキュメント\HamlogEx\MyLog.hxlog が作られ、JCC/JCG のコード表(約 2,600 件)が自動で登録されます。 2 回目からは前回使ったログファイルを開きます。

ソースコードからビルドする場合は、Visual Studio 2026(.NET デスクトップ開発、.NET 10 SDK)で HamlogEx.sln を開き、スタートアッププロジェクトを HamlogEx.App にして実行します。

2.2 最初にする設定

ツール > 設定 を開き、次の項目を設定します。

タブ 設定する項目
一般 言語(既定は Windows に合わせる)、テーマ、時刻の表示(JST / UTC / ローカル)
入力 自局のコールサイン、既定の RST・出力・QSL 発行方法、モード別の RST
QSL 印刷 自局の名前・QTH(QSL カードに印刷されます)
DX・アワード 自局のグリッドロケーターまたは緯度経度(距離・方角の計算に使います)
リグ連携 使う無線機の機種・接続方法(4.5 リグ連携)
オンライン QSL eQSL・LoTW・Club Log・QRZ.com を使う場合の口座(4.23)
コールブック・クラスター コールブック検索・DX クラスターを使う場合のサーバーと口座(4.24・4.25)

2.3 cty.dat の用意

国(DXCC エンティティ)・ゾーン・プリフィックスの判定には cty.dat を使います。ツール > cty.dat(国別プリフィックス)を更新 でダウンロードしてください。 Turbo HAMLOG に付属の cty.dat(C:\Hamlog\cty.dat など)がある場合は、自動で見つけて使います。 すでに取り込んだ交信に国・ゾーンを付けるには ツール > 全交信の DXCC・ゾーンを再判定 を実行します。

2.4 Turbo HAMLOG からの移行

  1. Turbo HAMLOG で交信データを CSV 形式(または ADIF 形式)で書き出します。
  2. HamlogEx で ファイル > インポート(Turbo HAMLOG CSV / ADIF) を選び、書き出したファイルを指定します。
  3. 読み込む件数を確認して「はい」を押します。

3. 画面構成

HamlogExHHamlogEx 0.12.0 - MyLog.hxlog—☐✕ファイル編集表示QSLツールヘルプ+📂⤓⤒🖶✉Σ🏆QSL@DXFT8📻⚙交信入力時刻を自動入力United States · NA · CQ 5 / ITU 8 · K1バンドニュー➚ 10,782 km 25°コールサインK1ABC日付2026/10/03時刻11:47His(送)-10My(受)-12周波数 (MHz)14.074モードFT8⌄コードG・LFN42州MA名前JohnQTHBoston MAQSLJ⌄発送受領Remarks1Remarks2登録 (Ctrl+S)ワッチ登録クリアコールサインキーワードバンド⌄モード⌄QSL⌄Call日付時刻HisMyFreqModeCodeQSLNameQTHJA1ABC2026/10/0321:0559597.088SSB100110J *TaroTokyo ChiyodaK1ABC2026/10/0320:47-10-1214.074FT8J *JohnBoston MAJH2XYZ2026/10/0320:315995997.012CW2001J *HanakoNagoyaDL1ABC2026/10/0222:10-08-1521.074FT8JHansBerlin7K4ABC2026/10/0219:585959430.12FM1104JIchiroKawasakiVK2ABC2026/10/0109:1259957914.025CWJBruceSydneyJA3QRZ2026/09/3012:40595750.150SSB2501JJiroOsakaJF6ABC2026/09/3012:22-05-097.041FT84001JSaburoFukuokaリグ 1 IC-730014.074.000USB-DCOM3 115200交信履歴: K1ABC(2 件)日付FreqModeQSL2025/06/1214.025CWJ *2024/11/0321.074FT8Lテキスト・画像: K1ABC.txtOp: John QSL via LoTW / eQSLK1ABC.jpgD:\Logs\MyLog.hxlog 8 件 No. 7 2026/10/03 18:00 から 3 交信 / 3 局JST 20:47:12 UTC 11:47:12123456789
図 1 メイン画面(画面を簡略化した図です。実際の画面とは細部が異なります。表の番号は図の番号です)

メイン画面は次の部分からできています。

番号 位置 名前 内容
① 上 メニュー ファイル・編集・表示・QSL・ツール・ヘルプ
② 上 コマンドバー よく使う操作のボタン(新規・開く・インポート・エクスポート・印刷・QSL 印刷・集計・アワード・QSL 管理・E-Mail QSL・DX 検索・デジタル・リグ接続・設定)
③ 左上 交信入力 新しい交信を入力する欄。DX 判定・距離と方角・免許情報・コールブックの結果もここに表示します。欄の並びは変えられます(4.19)
④ 左中 絞り込み コールサイン・キーワード・バンド・モード・QSL 状態・期間で一覧を絞り込みます
⑤ 左下 交信一覧 登録した交信の一覧。列見出しの右クリックで列の表示・非表示を切り替えます
⑥ 右上 リグ 無線機の周波数・モード・接続状態。2 台使う場合は両方を表示し、選んでいる方を枠で示します
⑦ 右中 交信履歴 入力中(または一覧で選んだ)局との過去の交信
⑧ 右下 ワッチデータ 入力中の局のワッチデータ(あるときだけ表示)
⑧ 右下 テキスト・画像 入力中の局のテキスト・画像ファイル(設定したときだけ。4.32)
⑨ 下 ステータスバー ログファイルの場所、件数やメッセージ、選んだ交信のレコード番号、交信局数カウンター、ネットワーク共有の台数、リグの状態、JST・UTC の時計

4. 使用方法

4.1 交信の入力

4.1.1 入力の流れ

交信入力交信入力時刻を自動入力Germany · EU · CQ 14 / ITU 28 · DL1未交信エンティティ➚ 9,013 km 329°📍コールサインDL1ABC日付2026/10/03📅時刻22:10🕘His(送)-08My(受)-15周波数 (MHz)21.074モードFT8⌄コードG・LJO62州名前HansQTHBerlinQSLJ⌄発送受領Remarks1FT8 / 50WRemarks2登録 (Ctrl+S)ワッチ登録 (Ctrl+W)クリア (Esc)1234567
図 2 交信入力の欄(画面を簡略化した図です。実際の画面とは細部が異なります)
番号 説明
① Call(コールサイン)。入れ始めると DX 判定・過去の交信の表示が始まります。
② 日付・時刻。自動入力がオンなら、コールサインを入れ始めた時点の日時が入ります。📅・🕘 で選ぶこともできます。
③ 周波数・モード。リグ連携中はリグから自動で入ります。
④ DX 判定。エンティティ・大陸・ゾーン・プリフィックスと、未交信(エンティティ・バンド・モード・局)の印。
⑤ 距離と方角。📍 でグレイライン地図に表示します。
⑥ QSL。発行方法(J・N など)と、発送・受領のチェック。
⑦ 登録(Ctrl+S)。「ワッチ登録」は交信せずワッチデータとして保存、「クリア」(Esc)は入力を消します。
  1. Call 欄に相手局のコールサインを入れます。1 文字目を入れた時点の日付・時刻が自動で入ります(設定の「入力」の「コールサインを入力し始めたときに、その時点の日付・時刻を自動で入力する」、または入力欄の「時刻を自動入力」がオンの場合)。 オフにしたときは日付・時刻を手で入れます。空のまま登録すると、登録した時点の日時が入ります。
  2. その局と以前に交信していれば、名前・QTH・コード・グリッドが過去の交信から自動で入り、右の「交信履歴」に一覧が表示されます。
  3. 周波数・モードはリグを接続していれば自動で入ります。接続していなければ手で入力します(周波数は 7 や 7.074 のように MHz で)。
  4. His(送ったレポート)・My(受けたレポート)、Code、G・L、QSL、Name、QTH、Remarks1・2 を入力します。
  5. Enter で次の欄へ進み、最後の Remarks2 で Enter を押すと登録します。Ctrl+S または Ctrl+Enter でいつでも登録できます。
欄 内容
Call 相手局のコールサイン(JA1ABC/1 のような移動表記も可)
日付 2026/09/27、2026-09-27、20260927 の形式で入力。右のカレンダーボタン(または Alt+↓ / F4)でカレンダーから選べます
時刻 21:05 または 2105。欄の見出しに基準(JST / UTC)が表示されます
His / My 送った/受けたレポート。モードに合わせて初期値が入ります(4.1.4)
周波数 MHz(7、7.074、430、1200、10G など)。バンドは自動で判定します(2190m~3cm のほか、8m・4m・33cm・1.25cm(24G)・6mm(47G)・4mm(77G))
モード SSB, CW, FM, FT8 など
Code JCC / JCG / 区番号。入力するとコード表の地名を表示し、QTH が空なら地名を入れます
G・L グリッドロケーター
QSL 発行方法(J = JARL ビューロー、D = ダイレクト、E = eQSL、L = LoTW、M = マネージャー、N = 発行しない)と、発送・受領のチェック。交信の編集画面では、チェックの右の欄で印の文字(QSL 欄の 2・3 文字目。空欄なら *)を変えられます
Name / QTH 相手局の名前・運用地
Remarks1 / 2 備考
自局コール・出力 移動運用などで変わるときに入力します(既定は設定の値)
POTA / SOTA / WWFF / IOTA 相手局の公園・山岳・リファレンス・島の番号(複数はカンマ区切り)。標準では隠してあります(4.19)
自局 POTA 自局が運用している公園の番号。登録しても消えません
コンテスト コンテストモードのときだけ表示。送るナンバー(自動)と受けたナンバー(4.22)

欄の並び・幅・表示する欄は、設定の「入力欄の並び」で変えられます。

4.1.2 入力を助ける表示

4.1.3 ワッチデータ

交信に至らなかった局は、入力した状態で Ctrl+W(編集 > ワッチデータに記録)を押すと「ワッチデータ」に記録されます。 後でその局のコールサインを入れると右下に表示され、ダブルクリックで入力欄に取り込めます。一覧は 表示 > ワッチデータ一覧 です。 保存件数の上限(2,000~10,000 件)は設定の「入力補助」で指定します。

4.1.4 RST と QSL 欄の初期値

4.2 交信一覧・検索・編集

4.3 ログファイル

操作 メニュー
新しいログを作る ファイル > 新しいログ(Ctrl+N)
ログを開く ファイル > ログを開く(Ctrl+O)、または最近使ったファイル
取り込み ファイル > インポート(Turbo HAMLOG CSV / ADIF / wsjtx.log)(Ctrl+I)
書き出し ファイル > エクスポート > ADIF 形式/Turbo HAMLOG CSV 形式(一覧に表示中の交信)
コンテストログの書き出し ファイル > エクスポート > Cabrillo(4.22)/JARL 電子ログ(4.27)
ほかのログにも保存 設定 > 入力欄の並び > 交信をほかのログにも保存する(4.21)
ログリストの印刷 ファイル > 印刷プレビュー/ログリストの印刷(Ctrl+P)。列・用紙は「ログリスト出力定義」で変えられます(4.17)

4.4 表示・集計

4.5 リグ連携

4.5.1 接続の設定

  1. ツール > 設定 > リグ連携 を開き、「リグ 1」タブで「使う」をオンにします。
  2. 機種を選び、接続方法(シリアル/TCP)、COM ポート、通信速度などを設定します。ICOM の場合は CI-V アドレスも変更できます。
  3. 「接続テスト」で周波数が読めることを確認します。
  4. 「起動時に接続」をオンにすると、起動時に自動で接続します。

接続すると、右上に周波数・モードが表示され、入力欄の周波数・モードが自動で変わります(設定の「入力」の「リグの周波数・モードを入力欄に反映する」)。

方式 主な対応機種
ICOM CI-V IC-7300, IC-705, IC-905, IC-9700, IC-7610, IC-7760, IC-7851 ほか
YAESU CAT FTDX101, FTDX10, FT-710, FT-991A, FT-891 ほか
YAESU 5 バイト CAT FT-817 / 818 / 857 / 897
KENWOOD TS-990 / 890 / 590 / 480 / 2000 ほか、Elecraft K3 / K4 / KX3 / KX2
JRC JST-245 / JST-145
Hamlib rigctld rigctld が対応するすべての機種(TCP 4532)

4.5.2 リグ 2 台の同時接続

設定の「リグ連携」の「リグ 2」タブでもう 1 台を設定します。メイン画面の右上に 2 台の周波数・モードが表示されます。

4.5.3 機種の追加

4.6 デジタルモード(WSJT-X / JTDX)

デジタルモード連携(WSJT-X / JTDX)Hデジタルモード連携(WSJT-X / JTDX)—☐✕開始停止送信停止wsjtx.log の最新交信を取り込む...WSJT-X 14.074 MHz FT8CQ のみニューのみクリアこの局を呼ぶ未交信エンティティバンドニューモードニュースロットニュー未交信局時刻dBDTDFメッセージエンティティ判定11:47:15-120.21234CQ VK9XX OH29Christmas I.未交信エンティティ11:47:15-050.11520CQ DX K1ABC FN42United States11:47:15-180.4812JA1ABC DL1ABC JO62Germanyバンドニュー11:47:00-090.02010CQ ZL2ABC RF70New Zealandスロットニュー11:47:00-150.31650CQ JH2XYZ PM85Japan未交信局11:46:45-200.51095CQ 9M2ABC OJ03West Malaysiaモードニュー11:46:45-030.1650K1ABC JA1ABC -10United States11:46:30-110.21880CQ VK2ABC QF56Australia行をダブルクリックで、その局を呼びます(WSJT-X に Reply を送る)。1234
図 3 デジタルモード連携の画面(画面を簡略化した図です。実際の画面とは細部が異なります)
番号 説明
① 開始・停止・送信停止 と、wsjtx.log の最新の交信の取り込み。右に接続中のソフト・周波数・モードを表示します。
② 絞り込みとボタン。「CQ のみ」「ニューのみ」、一覧のクリア、選んだ局を呼ぶ。
③ 色の凡例。未交信エンティティ・バンドニュー・モードニュー・スロットニュー・未交信局。
④ デコードの一覧。新しい順に並び、判定の列に色で印を付けます。行をダブルクリックするとその局を呼びます。
  1. WSJT-X の「設定 > Reporting」で UDP Server を 127.0.0.1、ポート 2237 にし、「Accept UDP requests」をオンにします。
  2. HamlogEx の設定「デジタル」で連携を有効にし、ツール > デジタルモード連携 で「開始」します。 - 既定では、この PC から送られたパケットだけを受け取ります(同じネットワークのほかの人が交信を登録できないように)。WSJT-X を別の PC で動かすときは、「ほかの PC の WSJT-X / JTDX からも受け取る」をオンにします(信頼できるネットワークの中だけで)。

4.7 QSL 管理とカード・ラベルの印刷

4.7.1 QSL 管理

QSL > QSL 管理 で、未発行・発行済未着・受領済などを切り替えて表示し、まとめて発送済み/受領済みにできます。

4.7.2 カード・ラベルの印刷

4.7.3 印刷しない局の指定

設定の「QSL 印刷」で「印刷対象を絞り込む」をオンにすると、次の局を印刷対象から外せます(国内局のみ)。

リストは 1 行に 1 局のテキスト/CSV ファイルです。Turbo HAMLOG の JARL.mDAT は暗号化されていて他のソフトでの利用が認められていないため、読み込みません。

4.7.4 QR コードの印刷と受領照合

Turbo HAMLOG(Ver5.40 以降)と同じ形式の 交信照合用 QR コード をカードに印刷し、受け取ったカードの QR コードを読み取って受領を照合できます。

4.8 印刷定義エディター

QSL カード・ラベル・E-Mail QSL 画像のレイアウト(印刷定義ファイル *.hxprint.json)を、画面上で作成・編集します。 QSL > 印刷定義エディター、QSL 管理や設定の「編集」ボタンから開きます。

4.8.1 基本操作

QSL カード...H印刷定義エディター - QSLCard.hxprint.json—☐✕ファイル編集挿入表示追加:文字表直線四角形画像QR コード見本:40m⌄CW⌄QSL 受領済み{MyCall}{MyQth}To Radio {Call}DateUTCMHzModeRST{Date}{UtcTime}{Freq}{Mode}{His}{QslMsg}印字条件: Rcvd要素用紙・レイアウト文字{MyCall}位置 (mm)6.07.0文字の大きさ (pt)28フォントSegoe UI⌄太字印字条件例: Mode=CW|RTTY Band=40m and not Rcvd Freq>=50 Rm…要素文字{MyCall}文字{MyQth}文字To Radio {Call}表Date / UTC / MHz文字{QslMsg}QR コード{QslQr}12345
図 4 印刷定義エディター(画面を簡略化した図です。実際の画面とは細部が異なります)
番号 説明
① 要素の追加(文字・表・直線・四角形・画像・QR コード)。
② 見本。カードに差し込む見本のバンド・モード・受領の有無を切り替えて、印字条件の効き方を確かめます。
③ カード。要素をドラッグで移動、四隅のつまみで大きさを変えます。
④ プロパティ。「要素」タブで文字・位置・大きさ・フォント・印字条件、「用紙・レイアウト」タブで用紙や面付け。
⑤ 要素の一覧。クリックで選び、重なり順を確かめます。

4.8.2 差し込み項目

文字や表の列に {Call} のように書くと、印刷時に交信のデータに置き換わります。{Date:yy/MM/dd} のように書式も指定できます。一覧は 7.1 差し込み項目 を参照してください。

4.8.3 印字条件

要素ごとに「印字条件」を指定すると、条件に合う交信のときだけ印字します(例: QSL 受領済みなら「TNX QSL」、それ以外は「PSE QSL」)。

4.8.4 Rig/Ant(リグ・アンテナ)の印字

設定の「QSL 印刷」の Rig/Ant 表に、バンド(とモード)ごとのリグ・出力・アンテナ・地上高・備考・運用地を登録し、印刷定義で {Rig} {Pwr} {Ant} などを使って印字します。

4.8.5 Turbo HAMLOG の QSL 定義の取り込み

印刷定義エディターの ファイル > Turbo HAMLOG の QSL 定義を取り込む で、Turbo HAMLOG の QSL 定義ファイル(Shift_JIS / UTF-8)を変換します。

4.9 E-Mail QSL(hQSL 方式)

E-Mail QSL(hQSL)HE-Mail QSL(hQSL)—☐✕送信受信検索・履歴ユーザーリスト再読み込みすべて選択画像を確認✉ 送信キャンセルCall日付時刻バンドModeメールアドレスJA1ABC2026/10/0312:0540mSSBja1abc@example.jpJH2XYZ2026/10/0311:3140mCWjh2xyz@example.jp7K4ABC2026/10/0210:5870cmFM7k4abc@example.jpJA3QRZ2026/09/3003:406mSSBメールアドレスなしJF6ABC2026/09/3003:2240mFT8jf6abc@example.jp送信中 3/4 7K4ABC...送信: 成功 4 件 / 失敗 0 件1234
図 5 E-Mail QSL の画面(画面を簡略化した図です。実際の画面とは細部が異なります)
番号 説明
① タブ。送信・受信・検索・履歴・ユーザーリスト。
② 操作ボタン。再読み込み・すべて選択・画像の確認・送信・キャンセル。
③ 送る交信の一覧。チェックした交信を送ります。メールアドレスのない局は送れません。
④ 経過と結果。
  1. 設定の「E-Mail QSL」で、送信(SMTP)と受信(IMAP / POP3)のサーバーを設定し、「接続テスト」で確認します。パスワードは Windows のユーザー単位で暗号化して保存します。 - 暗号化の「Auto」は必ず暗号化します(ポート 465・993・995 は接続時から TLS、それ以外は STARTTLS)。サーバーが STARTTLS に対応していないと接続できません。暗号化しない「None」は、信頼できるネットワークの中だけで使ってください。
  2. QSL > E-Mail QSL の「ユーザーリスト」に相手局のメールアドレスを登録します(受信した相手は自動で登録されます)。
  3. 「送信」タブで対象の交信を選び、「画像を確認」してから「送信」します。QSL 画像(JPEG)と交信データを添付します。送信・受信の途中は「キャンセル」で止められます(止めるまでに送った交信は送信済みになります)。
  4. 「受信」タブで「受信」すると、届いた QSL を交信記録と照合(同じ局・時刻差・バンド)して「hQSL 受信済」にし、画像を保存します。照合できなかったものは「照合し直す」で結び付けられます。 - 受信は、まず指定した日以降のメールのヘッダー(件名・X-Mailer・添付ファイルの名前など)だけを調べ、E-Mail QSL らしいメールだけを本文ごとダウンロードします(POP3 は新しい方から 3,000 通のヘッダーを調べ、添付ファイルがありうるメールもダウンロードして確かめます)。

4.10 アワード

表示 > アワード管理 で、アワードごとの交信済み(W)・確認済み(C)を集計します。

4.11 DX 運用支援

4.12 コード表(JCC / JCG)

HamlogEx には JCC(市)・JCG(郡)・政令指定都市の区・郡内の町村(01008C のような Turbo HAMLOG の表記)の約 2,600 件のコード表が入っています。 コード表が空のログを開くと、自動で登録します(設定の「入力」で止められます)。

ツール > コード表の編集 で次のことができます。

緯度経度を登録すると、距離・方角・地図の表示に使われます。ツール > コード表から QTH を一括入力 で、登録済みの交信の QTH にコード表の地名を入れられます。

4.13 データの保守

4.13.1 交信データのチェック

ツール > 交信データのチェック で、入力ミスや項目間の矛盾を見つけます。

チェック項目: コールサインの形式、バンドと周波数の不一致、バンド外の周波数、バンド・周波数が空、モードが空、RST とモードの不一致、コードと QTH の不一致、コード表にないコード、国内局のコードが空、グリッドロケーターの形式、未来・古すぎる日時、重複した交信、前後の空白、全角の英数字、QSL の印と日付の不一致

4.13.2 文字列の一括置換

編集 > 文字列の一括置換(Ctrl+H)で、指定した項目の文字列をまとめて置き換えます。

  1. 項目(QTH・名前・Remarks・コード・モード・QSL 欄(3 文字)など 17 項目)と、一致のしかた(含む/項目全体/先頭/末尾/正規表現/空欄に入れる/項目全体を置き換え)を選びます。
  2. 検索する文字と置換後の文字を入力します。
  3. 必要なら条件(例: Mode=CW and Band=40m)と対象(すべて/一覧に表示中/選択中)で絞り込みます。
  4. 「プレビュー」で変更前・変更後を確認し、置換しない行のチェックを外して「置換する」を押します。 置換はプレビューしたときの項目に対して行います。プレビューの後で項目や条件を変えたときは、プレビューし直してください。

置換の前に自動でバックアップを作ります(オフにもできます)。

4.14 バックアップと復元

4.15 設定

設定H設定—☐✕一般入力入力補助一覧の列リグ連携DX・アワードデジタルE-Mail QSLQSL 印刷バックアップキー・外部アプリオンライン QSLコールブック・クラスターコンテスト入力欄の並びキーヤー・ローテーターネットワーク・参照リグ 1リグ 2リグ連携を使う起動時に接続する機種ICOM IC-7300⌄接続方法シリアル (COM)⌄ポートCOM3⌄速度115200⌄ストップビット1⌄CI-V アドレス (16進)94読み取り間隔500 ms接続テスト14.074.000 Hz USB-D ✓入力に使うリグ手動⌄機器の追加登録rigs.json を開くPlugins フォルダーを開くキャンセルOK123
図 6 設定の画面(リグ連携タブ)(画面を簡略化した図です。実際の画面とは細部が異なります)
番号 説明
① タブの一覧。左に縦に並びます。
② 選んだタブの内容。図はリグ連携(機種・接続方法・ポート・速度・接続テストなど)。
③ OK・キャンセル。OK で保存して閉じます。

ツール > 設定 の各タブ(画面の左に縦に並びます)の内容です。

タブ 主な設定
一般 言語(自動/日本語/英語)、テーマ(Windows に合わせる/ライト/ダーク)、時刻の表示(JST/UTC/ローカル)
入力 自局コール、既定の RST・出力・QSL 発行方法、過去の交信から補完、リグの周波数を反映、コール入力開始時の日付・時刻の自動入力、新しい交信の QSL 欄、モード別の RST、同梱コード表の自動登録
入力補助 欄ごとの日本語入力、ワッチデータ(上限件数・コール入力時の検索)、免許情報の検索、ユーザーリスト(名前・ファイル・使う/使わない、読み込みの確認)
一覧の列 交信一覧に表示する列
リグ連携 リグ 1・リグ 2 の機種・接続方法・接続テスト、入力に使うリグ(手動/自動)、機種の追加
DX・アワード cty.dat の場所・ダウンロード、DX 情報の自動設定、自局のグリッド・緯度経度、確認済みとみなす QSL
デジタル WSJT-X 連携(UDP ポート、マルチキャスト、自動登録のしかた、ハイライト、転送先ポート、ALL.TXT)
E-Mail QSL 差出人、SMTP、IMAP / POP3、暗号化(Auto の注意を表示)、照合の時刻差、本文、画像の印刷定義、保存フォルダー
QSL 印刷 自局の名前・QTH、カード・ラベルの印刷定義、印刷後の確認、印刷対象の絞り込み、Rig/Ant 表
バックアップ 自動バックアップ、保存先、世代数、cty.dat を含める
キー・外部アプリ ショートカットキーの割り当て、外部アプリの登録
オンライン QSL eQSL・LoTW(TQSL の場所・Station Location)・Club Log(送り方: 1 件ずつ/まとめて)・QRZ.com の口座、登録したらすぐ送る
コールブック・クラスター コールブックのサービス・口座・自動検索・国内局も調べる・接続テスト、DX クラスターのサーバー・コールサイン・ログイン後のコマンド・自動接続・残すスポット数
コンテスト コンテストモード、コンテスト ID、期間(UTC)、送るナンバー、シリアル番号、モード別の重複、Cabrillo のヘッダー、JARL 電子ログ(名称・部門・電力・運用地・JST・文字コードなど)
入力欄の並び 入力欄の行・順番・幅・表示、交信をほかのログにも保存する
キーヤー・ローテーター CW キーヤー(WinKeyer / 無線機)、COM ポート、速度、略字、CW のメッセージ F1~F8、音声のメッセージ V1~V4、音声の出力先(今つながっていない機器も残します。同じ名前の機器は「#2」で区別)、送信の切り替え、CQ の繰り返し、ローテーター(rotctld / GS-232)、方位の補正
ネットワーク・参照 ネットワーク共有(親機/子機・アドレス・ポート・運用席の名前・合言葉・自動開始)、テキストデータ・画像ヒットのフォルダー

4.16 言語とテーマ

4.17 ログリスト出力定義

ファイル > ログリスト出力定義 で、ログリストの印刷とテキスト出力の形(Turbo HAMLOG の「ログリスト出力定義ファイル」に相当)を作ります。

4.18 キーの割り当てと外部アプリ

ツール > 設定 > キー・外部アプリ で設定します。

4.19 入力欄の並び・POTA などの欄

ツール > 設定 > 入力欄の並び で、入力欄を置く行(1~4)、行の中の順番(左から)、幅の比率、表示する/しないを決めます。「標準に戻す」で元の並びになります。Call 欄は隠せません。

4.20 レコード番号での検索・交信局数カウンター

4.21 1 件の交信を複数のログへ保存

ツール > 設定 > 入力欄の並び の「交信をほかのログにも保存する」にログファイル(*.hxlog)を追加すると、入力欄(と WSJT-X 連携)で登録した交信を、開いているログのほかにそのログにも追加します。クラブ局のログや予備のログに使えます。

4.22 コンテストモード

ツール > 設定 > コンテスト でコンテスト ID(Cabrillo の CONTEST:。例 CQ-WW-CW、ALL-JA)、期間(UTC)、送るナンバー、Cabrillo のヘッダーを設定し、ツール > コンテストモード で入・切します。

4.23 電子 QSL・オンラインログ(eQSL・LoTW・Club Log・QRZ.com)

オンライン QSL・ログHオンライン QSL・ログ—☐✕まだ送っていない交信をアップロードし、eQSL・LoTW の確認(QSL)をダウンロードします。送った交信には印が付き(電子 QSL 欄の e/l、Club Lo…この日以降の交信だけ2026/01/01記入漏れを探す(LoTW)eQSL.cc未送信: 12確認をダウンロード未送信を送るLoTW未送信: 12確認をダウンロード未送信を送るClub Log未送信: 25未送信を送るQRZ.com Logbook未送信: 25未送信を送る[20:51:02] eQSL.cc: 12 件を送りました。[20:51:02] eQSL が 1 件を受け付けませんでした。未送信のままにしています。直してから送り直してください: K1ABC 2026-10-03 11:47: Error: Bad record: invalid date[20:52:40] LoTW: 確認 35 件のうち 33 件を受領済みにしました。閉じるキャンセル1234
図 7 オンライン QSL・ログの画面(画面を簡略化した図です。実際の画面とは細部が異なります)
番号 説明
① 対象の期間。この日以降の交信だけを送ります。右のボタンで LoTW との記入漏れを探します。
② サービスごとの行。未送信の件数と、「未送信を送る」「確認をダウンロード」。
③ 記録。送った件数、受け付けられなかった交信とその理由を表示します。
④ キャンセル・閉じる。キャンセルで処理を途中で止めます。

ツール > 設定 > オンライン QSL で口座を設定し、QSL > オンライン QSL・ログ で送受信します。パスワードとキーは Windows のユーザーごとに暗号化して保存します。

サービス アップロード 確認のダウンロード 必要なもの
eQSL.cc ○(印 e) ○ 受信箱(印 E) ユーザー名・パスワード(複数の口座なら QTH Nickname)
LoTW ○ TQSL で署名(印 l) ○(印 L) TQSL と証明書・Station Location、LoTW のユーザー名・パスワード
Club Log ○ 1 件ずつ、またはまとめて - メール・パスワード・API キー
QRZ.com Logbook ○ 1 件ずつ - ログブックの API キー(QRZ.com の有料会員)

4.24 コールブック検索(QRZ.com・HamQTH)

ツール > 設定 > コールブック・クラスター でサービス(QRZ.com XML または HamQTH.com)とユーザー名・パスワードを設定すると、海外局のコールサインを入れたときに自動で調べ、空の名前・QTH・G・L 欄を埋めます(入力欄の上に結果を表示)。「国内局も調べる」をオンにすると JA 局も調べます。「接続テスト」で設定を確認できます。

4.25 DX クラスター

ツール > DX クラスター で telnet の DX クラスター(DX Spider・AR-Cluster・CC Cluster など)に接続し、スポットを一覧にします。サーバー・ログインのコールサイン・ログイン後のコマンドは 設定 > コールブック・クラスター で設定します。

4.26 グラフ

表示 > 集計 の「グラフ」で、年別・月別(直近 24 か月)・バンド別・モード別・時間帯別(UTC)・大陸別の交信数(太い棒)と局数(細い棒)をグラフで表示します。

4.27 JARL 電子ログ

JARL 主催のコンテスト(ALL JA1・全市全郡・フィールドデーなど)に出す電子ログ(サマリーシート R2.1 と JARL 形式のログ)を書き出します。

  1. ツール > 設定 > コンテスト でコンテスト ID・期間を入れ、下の「JARL 電子ログ」にコンテストの名称・参加部門の記号・空中線電力などを入れます。住所・メール・意見は同じタブの Cabrillo の項目(ADDRESS・EMAIL・SOAPBOX)、マルチオペの運用者は OPERATORS を使います。
  2. ファイル > エクスポート > JARL 電子ログ を選び、総得点・署名などを確かめて「ファイルに保存」を押します(既定の名前はコールサイン.log)。
  3. 提出の前に logtest@jarl.org に送ると、書式を確かめてもらえます。

4.28 CW キーヤー・CQ マシン

CW キーヤー・CQ マシンHCW キーヤー・CQ マシン—☐✕CW (WinKeyer COM5 25 WPM)F1CQF2ExchF3TUF4MyCallF5Call?F6AGNF7Nr?F8QSL音声V1CQV2ExchV3TUV4QRZ?{Call} 5NN {Exch}送信繰り返す(CQ)間隔 6 秒 2 回目止める(Esc)F1~F8: CW、Shift+F1~F4: 音声、Esc: 止める。メッセージは「設定 > キーヤー・ローテーター」で決めます。1234
図 8 CW キーヤー・CQ マシンの画面(画面を簡略化した図です。実際の画面とは細部が異なります)
番号 説明
① CW メッセージ F1~F8。
② 音声メッセージ V1~V4(Shift+F1~F4)。
③ 自由な文。打った文をそのまま送ります。
④ 繰り返し(CQ)と 止める(Esc)。

ツール > CW キーヤー・CQ マシン で、決めておいたメッセージを CW または音声で送ります。

4.29 ローテーター

ツール > ローテーター で、アンテナのローテーターを Hamlib rotctld(TCP)または YAESU GS-232 形式(シリアル)で回します。

4.30 バンドマップ・グレイライン地図

バンドマップHDX クラスター—☐✕スポット一覧バンドマップバンド20m⌄直近(分)3014.00014.01014.02014.03014.04014.05014.06014.07014.08014.09014.100VK9XX14.005DL1ABC14.012VK2ABC14.025ZL2ABC14.0319M2ABC14.044K1ABC14.060JA1ABC14.064OH0ABC14.080SV9ABC14.090リグ 14.074クリックでそのスポットを使う。ホイールで拡大・縮小、ドラッグで移動。123
図 9 バンドマップ(画面を簡略化した図です。実際の画面とは細部が異なります)
番号 説明
① バンドと期間。バンドを空欄にするとリグのバンドに合わせます。
② スポット。周波数の位置に並び、未交信は色付きの枠で示します。
③ リグの周波数の線。

4.31 LoTW からの記入漏れの確認

QSL > オンライン QSL・ログ の「記入漏れを探す(LoTW)」で、LoTW にアップロードした自分の交信(左の日付以降。空なら 1 年前から)を受け取り、このログにない交信(同じ局・前後 30 分・同じバンドの交信がないもの)を一覧にします。選んだ交信は「選んだ交信をログに追加」で登録できます(LoTW の送信済み・確認の印も付きます)。

4.32 テキストデータ・画像ヒット

ツール > 設定 > ネットワーク・参照 でフォルダーを指定すると、そのフォルダー(中のフォルダーも)にあるコールサインの名前のファイルを、コールサインを入れたときに右の欄に表示します。

4.33 ネットワーク共有(マルチオペ)

同じネットワークの複数の PC で HamlogEx を使い、どの PC で登録した交信も全部の PC のログに入るようにします(マルチオペのコンテスト、複数の運用席)。

  1. 始める前に、全部の PC で同じログにしておきます(バックアップと復元で)。
  2. 1 台を 親機、ほかを 子機 にします(ツール > 設定 > ネットワーク・参照)。子機には親機の PC の名前か IP アドレスを入れます。全部の PC で同じポート・同じ合言葉(8 文字以上)にします。全部の PC で同じ版の HamlogEx を使ってください(0.12.1 から合言葉の確かめ方が変わり、以前の版とはつながりません)。 - 合言葉そのものは送りません。毎回違う乱数を使って、合言葉を知っていることを親機と子機の両方が示すので、通信を盗み見ても使い回せず、なりすましの親機にもつながりません。ただし交信やメッセージの中身は暗号化しないので、信頼できるネットワークの中で使ってください。
  3. 親機で ツール > ネットワーク共有 の「開始」を押し、続いて子機でも「開始」を押します。親機の Windows ファイアウォールでポートを許可してください。

5. 機能一覧

分類 機能 場所
ログ ログファイルの作成・切り替え・最近使ったファイル ファイル
ログ 交信の登録・編集・削除 交信入力、一覧
ログ 過去の交信からの補完、交信履歴の表示、重複の表示 交信入力、右パネル
ログ 日付のカレンダー入力、コール入力開始時の日付・時刻の自動入力 交信入力、設定 > 入力
ログ モード別の RST 初期値、QSL 欄の引き継ぎ 設定 > 入力
ログ 欄ごとの日本語入力の自動切り替え 設定 > 入力補助
ログ ワッチデータ(記録・表示・取り込み・一覧) 編集、表示
ログ 絞り込み(コール・キーワード・バンド・モード・QSL・期間) 一覧の上
ログ 一覧の列の表示設定、コピー(タブ区切り) 一覧
入出力 Turbo HAMLOG CSV・ADIF・wsjtx.log の取り込み ファイル > インポート
入出力 ADIF・Turbo HAMLOG CSV の書き出し ファイル > エクスポート
入出力 ログリストの印刷・印刷プレビュー、ログリスト出力定義(列・用紙・条件、テキスト・CSV 出力) ファイル
リグ ICOM / YAESU / KENWOOD / JRC / Hamlib の周波数・モード読み取り ツール、右パネル
リグ 2 台同時接続と、入力に使うリグの切り替え(手動/自動) 右パネル、設定
リグ 選択した交信の周波数にリグを合わせる ツール
リグ 機種の追加(rigs.json)、通信方式の追加(プラグイン) 設定 > リグ連携
デジタル WSJT-X / JTDX の交信の自動登録、受信局一覧、ハイライト、呼び出し ツール > デジタルモード連携
QSL 発送・受領の管理、JARL 仕分け順、eQSL・LoTW の記録 QSL > QSL 管理
QSL QSL カード・ラベルの印刷、印刷対象の絞り込み QSL
QSL 印刷定義エディター(文字・表・線・四角形・画像、差し込み項目、印字条件) QSL > 印刷定義エディター
QSL Rig/Ant 設定の印字 設定 > QSL 印刷
QSL Turbo HAMLOG の QSL 定義の取り込み 印刷定義エディター
QSL E-Mail QSL(hQSL 方式)の送受信・照合・ユーザーリスト QSL > E-Mail QSL
QSL MMQSL などへの出力 QSL > QSL 管理
QSL 交信照合用 QR コードの印刷(Turbo HAMLOG 互換)、QR コードによる受領照合 印刷定義エディター、QSL > QR コードで受領照合
集計 交信数・局数・バンド × モード・コード別・エリア別(印刷・Excel 出力) 表示 > 集計
アワード DXCC / WAS / JCC / JCG / WAKU / 市郡区 / バンド別 / モード別の Wkd/Cfm、集計の条件、CSV 出力 表示 > アワード管理
DX cty.dat による国・ゾーン判定、NEW ONE・バンドニュー・モードニュー 交信入力
DX DX 局検索・エンティティ一覧、cty.dat の更新、再判定 表示、ツール
位置 距離・方角の表示、Google マップ 交信入力、一覧の右クリック
位置 免許情報(常置場所)の検索(総務省 Web-API) 交信入力
コード表 JCC/JCG コード表の同梱・自動登録・編集・CSV 入出力 ツール > コード表の編集
コード表 コード表から QTH を一括入力 ツール
保守 バックアップ・自動バックアップ・復元 ファイル、設定 > バックアップ
保守 交信データのチェックと自動修正 ツール
参照データ ユーザーリスト(会員名簿など)との照合表示、条件式・差し込み項目での利用 交信入力、設定 > 入力補助
保守 文字列の一括置換(条件付き・プレビュー付き) 編集、ツール
画面 ライト/ダーク/Windows 連動のテーマ、日本語・英語(自動切り替え) 設定 > 一般
画面 ショートカットキーの割り当て、外部アプリの登録と起動 設定 > キー・外部アプリ、ツール
画面 入力欄の並び(行・順番・幅・表示) 設定 > 入力欄の並び
ログ POTA / SOTA / WWFF / IOTA・自局 POTA の欄、アワード集計 交信入力、表示 > アワード管理
ログ レコード番号での検索、交信局数カウンター 表示、ステータスバー
ログ 1 件の交信を複数のログへ保存 設定 > 入力欄の並び
コンテスト コンテストモード(ナンバー交換・シリアル番号・コンテスト内の重複)、Cabrillo の書き出し ツール、設定 > コンテスト、ファイル > エクスポート
QSL eQSL・LoTW(TQSL)・Club Log・QRZ.com へのアップロード、eQSL・LoTW の確認のダウンロード QSL > オンライン QSL・ログ
DX コールブック検索(QRZ.com・HamQTH)、DX クラスター 交信入力、ツール > DX クラスター
集計 グラフ(年・月・バンド・モード・時間帯・大陸) 表示 > 集計
コンテスト JARL 電子ログ(サマリーシート R2.1 + ログ)の書き出し ファイル > エクスポート
運用 CW キーヤー(WinKeyer・無線機)、音声の CQ マシン、メッセージのマクロ・繰り返し ツール > CW キーヤー・CQ マシン
運用 ローテーター(rotctld・GS-232)、相手局の方角へ回す ツール > ローテーター
DX バンドマップ、グレイライン地図 DX クラスター、表示
QSL LoTW からの記入漏れの確認と取り込み QSL > オンライン QSL・ログ
参照データ テキストデータ・画像ヒット 交信入力、設定 > ネットワーク・参照
ログ ネットワーク共有(複数の PC で交信を共有、メッセージ) ツール > ネットワーク共有

6. キー操作一覧

6.1 メイン画面

下は標準のキーです。設定の「キー・外部アプリ」で変えられます(4.18)。

キー 操作
Enter / Shift+Enter 次 / 前の入力欄へ(Remarks2 で Enter を押すと登録)
Ctrl+S、Ctrl+Enter 交信を登録
Esc 入力をクリア
Ctrl+T 現在時刻を入力
Ctrl+W ワッチデータに記録
Alt+↓ / F4(日付欄) カレンダーを開く
Ctrl+F 一覧の検索欄へ
Ctrl+E、Enter、ダブルクリック(一覧) 選択した交信を編集
Del(一覧) 選択した交信を削除
Ctrl+C(一覧) 選択した行をコピー
Ctrl+H 文字列の一括置換
Ctrl+G レコード番号へ移動
Ctrl+Shift+R 入力に使うリグを切り替え(1 ⇔ 2)
Ctrl+N / Ctrl+O / Ctrl+I / Ctrl+P 新しいログ / ログを開く / インポート / 印刷
F5 最新の情報に更新
F1 ユーザーマニュアルを開く

日本語入力の変換中に押したキーは、ショートカットとしては働きません。

6.2 カレンダー(日付欄)

キー 操作
矢印キー / PageUp / PageDown 日・月を移動
Enter 選んだ日を入力
Esc 閉じる

6.3 印刷定義エディター

キー 操作
矢印キー / Shift+矢印キー 選択した要素を 0.1mm / 5mm 移動
Alt(ドラッグ中) グリッド合わせを一時的に解除
Ctrl+Z / Ctrl+Y 元に戻す / やり直し
Ctrl+D / Del 複製 / 削除
Ctrl+S / Ctrl+O 保存 / 開く
Ctrl++ / Ctrl+- 拡大 / 縮小

7. 付録

7.1 差し込み項目

項目 内容
{Call} 相手局のコールサイン
{Date} {Time} 交信日・時刻(表示の基準の時刻。書式指定可: {Date:yy/MM/dd})
{Zone} 時刻の基準(JST / UTC)
{UtcDate} {UtcTime} UTC の日付・時刻
{Band} {Freq} {Mode} バンド・周波数(MHz)・モード
{His} {My} 送った/受けたレポート({His:R} {His:S} {His:T} で各桁)
{Name} {Qth} {Code} {Grid} 名前・QTH・コード・グリッドロケーター
{Rmks1} {Rmks2} Remarks1・2
{Via} QSL 発行方法
{QslMsg} {QslShort} 受領済みなら「TNX QSL」「TNX」、未受領なら「PSE QSL TNX」「PSE」
{Country} エンティティ名
{Power} {Station} 送信出力・自局コール(交信に記録したもの)
{MyCall} {MyQth} {MyName} {MyGrid} 自局の情報(設定の値)
{Count} 1 面に載せた交信の数
{Rig} {Pwr} {Ant} {AntH} {RigRmks} {RigLoc} {RigEtc} Rig/Ant 設定のリグ・出力・アンテナ・地上高・備考・運用地・識別
{QslQr} 交信照合用 QR コードの中身({QslQr:自局コール} で自局コールを指定)
{No} 通し番号(ログリスト出力定義だけ)
{Pota} {Sota} {Wwff} {Iota} 相手局の POTA・SOTA・WWFF・IOTA の番号
{MyPota} {MySota} {MyWwff} 自局の POTA・SOTA・WWFF の番号
{Contest} {Stx} {Srx} {StxStr} {SrxStr} コンテスト ID・送受のシリアル番号・送受のナンバー
{UserList} {UserInfo} 相手局が載っているユーザーリストの名前・情報({UserInfo:FISTS} でそのリストの情報だけ)

7.2 条件式

印字条件(印刷定義エディター)と一括置換の条件で使います。

書き方 意味
項目=値 / 項目!=値 一致する/しない(大文字・小文字は区別しない。7 と 7.000 のような数値は数値として比べますが、01001 のように先頭が 0 のコードは文字として比べるので、Code=1001 は JCG の 01001 には一致しません)
項目=値1\|値2 いずれかに一致
項目^=値 / 項目$=値 / 項目*=値 で始まる/で終わる/を含む
項目~=正規表現 正規表現に一致
項目<値 <= > >= 数値の比較(例: Freq>=50)
項目 だけ 空でない(フラグなら成立)
and / or / not、( ) 組み合わせ(&& \|\| ! も可)
"..." 空白や記号を含む値

7.3 ファイル形式

ファイル 形式
ログ *.hxlog(SQLite)
印刷定義 *.hxprint.json(JSON。位置は mm)
ログリスト出力定義 *.hxlist.json(JSON。幅は mm)
バックアップ *.zip(manifest.json、ログ、設定、印刷定義など)
コード表 CSV code,name,kind,lat,lon,deleted(UTF-8 / Shift_JIS。古い形式 code,name,kind も可)
Rig/Ant CSV バンド,リグ,出力,アンテナ,地上高,備考,運用地,識別
コールサインのリスト 1 行に 1 局のテキスト/CSV
ユーザーリスト 1 列目がコールサイン、2 列目以降がその局の情報(タブ・カンマ・空白区切り。UTF-8 / Shift_JIS)
コンテストログ *.log *.cbr(Cabrillo 3.0。周波数は HF が kHz、50 MHz 以上はバンドの記号)、*.log(JARL 電子ログ。サマリーシート R2.1 + JARL 形式のログ。Shift_JIS)
ADIF *.adi *.adif(ADIF 3.1。文字コードは自動判定、BOM 付きも可)
音声のメッセージ *.wav(PCM)
テキスト・画像ヒット コールサイン.txt、コールサイン.jpg / .png / .bmp / .gif(コールサイン_2.jpg なども可)

7.4 データの保存場所

内容 場所
ログ 任意の .hxlog(既定は ドキュメント\HamlogEx\MyLog.hxlog)
設定 %APPDATA%\HamlogEx\settings.json(オンラインのサービスのパスワード・キーは Windows のユーザーごとに暗号化して保存)
印刷定義 %APPDATA%\HamlogEx\PrintDefinitions
cty.dat %APPDATA%\HamlogEx\cty.dat
ユーザー定義の機種 %APPDATA%\HamlogEx\rigs.json
プラグイン <アプリのフォルダー>\Plugins、%APPDATA%\HamlogEx\Plugins
E-Mail QSL の画像 ドキュメント\HamlogEx\hQSL
自動バックアップ ドキュメント\HamlogEx\Backup(HamlogEx_ログ名_場所の印_日時.zip)
読めなかった設定ファイル %APPDATA%\HamlogEx\settings.json.broken-日時

7.5 よくある質問

Q. リグにつながりません。 設定の「リグ連携」で機種・COM ポート・通信速度が無線機の設定と合っているか、「接続テスト」で確認してください。 ICOM の場合は CI-V アドレス、無線機側の CI-V の設定(CI-V USB Echo Back など)も確認してください。ほかのソフトが同じ COM ポートを使っていると接続できません。

Q. 国やゾーンが表示されません。 cty.dat が見つかっていません。ツール > cty.dat を更新 を実行してください。

Q. JCC/JCG の地名が表示されません。 コード表が空の可能性があります。ツール > コード表の編集 の「同梱のコード表を取り込む」を実行してください。

Q. 時刻が 9 時間ずれています。 設定の「一般」の「時刻の表示」を確認してください。取り込むデータの時刻に J / U が付いていない場合は、その時点の表示の基準として扱います。

Q. 別の PC に移したい。 ファイル > ログと設定のバックアップ で zip を作り、移行先の PC で ファイル > バックアップから復元 を実行してください。

Q. LoTW にアップロードできません。 ARRL の TQSL をインストールし、TQSL で証明書と Station Location を作ってください。設定の「オンライン QSL」に TQSL で付けた Station Location の名前を入れます。tqsl.exe が見つからない場合は場所を指定してください。

Q. QRZ.com のコールブックで名前しか表示されません。 QRZ.com は XML データの購読がないと一部の項目しか返しません。無料で使うなら HamQTH.com を選んでください。

Q. DX クラスターにつながりません。 サーバー名・ポート番号を確認してください。ログインのコールサインが空なら設定の「入力」の自局コールを使います。ファイアウォールが telnet のポート(7000 番台など)を止めている場合もあります。

Q. WinKeyer で CW が出ません。 設定の「キーヤー・ローテーター」で WinKeyer の COM ポートを確かめてください(ほかのソフトが同じポートを使っていると開けません)。WinKeyer の速度はキーヤーの画面のスライダーで変えられます。無線機の内蔵キーヤーを使う場合は、無線機を接続してから送ってください(YAESU は CAT で CW の文字を送れません)。

Q. ネットワーク共有でつながりません。 親機で先に「開始」を押し、親機の Windows ファイアウォールでポート(既定 52100)を許可してください。全部の PC の合言葉が同じか、子機の「親機のアドレス」が正しいかも確かめてください。

Q. 起動したら設定が初期値に戻っていました。 設定ファイルが壊れていて読めなかった可能性があります。元のファイルは %APPDATA%\HamlogEx\settings.json.broken-日時 に残しています。バックアップから設定を復元するか、設定し直してください。

Q. 印刷のときに「用紙が定義と違います」と表示されます。 プリンターが印刷定義の大きさの用紙に対応していないか、印刷のダイアログで別の用紙が選ばれています。プリンターの用紙の設定を確かめてください。「はい」でそのまま印刷できます(位置がずれることがあります)。

Q. インポートの最中に交信を登録できません。 入力欄からの登録は、インポートが終わるまで待ってください。WSJT-X・ネットワーク共有からの交信は、インポートの最中も登録されます。

Q. ウィンドウが画面の外に出てしまいました。 前回と画面の構成(モニターの数・並び)が違う場合、起動時にタイトルバーがどの画面にもなければ主画面の中央に移します。それでも見えない場合は、タスクバーのボタンを Shift+右クリックして「最大化」を選んでください。

Q. アワードの JCC の数が以前と違います。 v0.6 から、東京 23 区は区ごとに 1 つの市として数えます(JARL の現在のリストに合わせています)。

7.6 主な変更(v0.11.1~v0.12.1)

バージョン 主な変更
0.12.1 .NET 10 に移行(.NET 10 デスクトップランタイムが必要)、受信した E-Mail QSL の添付は画像だけを保存、暗号化「Auto」は必ず暗号化、WSJT-X は既定でこの PC からだけ受け取る、ネットワーク共有の合言葉をチャレンジ・レスポンスで(8 文字以上・全部の PC を同じ版に)、復元で AppData の外への書き込みと危ない設定を確かめる、DX クラスターの長い行、CSV の式の無効化
0.12.0 E-Mail QSL の受信をヘッダーで選んでからダウンロード、暗号化「Auto」の注意、eQSL の送信の 1 件ずつの送り直し、Club Log の送り方の選択、デジタルの一覧の「ニュー」の判定し直し、インポート中も WSJT-X・ネットワーク共有の交信を登録、一覧のチェックボックスを 1 回のクリックで
0.11.3 先頭が 0 のコードの条件式、編集で触らない日時・周波数を保持、全角の数字・半角カナのファイルの取り込み、eQSL・LoTW の前回の位置をログごとに、印刷の用紙の確認、ウィンドウの位置の補正、JTDX の月ごとの ALL.TXT、自動バックアップの名前
0.11.2 ADIF の 4m・8m・33cm などのバンドと DV・DMR のモード、Cabrillo の 50 MHz 以上のバンドの記号、M/DL1ABC などの判定、データモードの切り替え、WinKeyer の XOFF、E-Mail QSL の中止、バックアップの復元の安全性
0.11.1 コンテストのナンバーと期間の扱い、ADIF の USB/LSB と hQSL の日付、CW・PTT の二重送信の防止、ネットワーク共有の安全性、外部アプリの引数の扱い

詳しくは README の更新履歴を参照してください。

7.7 注意事項