ビーコン

IBP : International Beacon Project

IARU/NCDXC (Northern California DX Foundation)は、アマチュア無線が使用するHF周波数帯における電波の伝搬状況をモニターし、コンディションの把握を可能にしています。団体名にFoundationとあるように、これは国際的な公的な機関、枠組みによって実施されているものではなく、一財団の活動として実施されています。この活動には米国をはじめとする各国が参加しており、日本では三重県伊勢市朝熊山に開設されているJA2IGY局がビーコンを発信しています。
ビーコンの送信にあたっては、GPSを使用した正確な時間に下記ようなコールサインと段階的な空中戦電力によりビーコンを発信しています。

このビーコンをモニターすることで運用するバンドにおけるコンディションを把握することが出来ます。例えば、18MHz帯で運用しようとしている時にビーコンをウォッチすることで、そのバンドが開いているのかある程度把握することが出来ます。これからDXを始める人は、まずビーコンに注目してみても良いかもしれません。

IBP ビーコン局のコールサイン、設置場所、およびビーコン発信の周波数と時間

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

Country Callsign 14.100 MHz 18.110 MHz 21.150 MHz 24.930 MHz 28.200 MHz
United Nations 4U1UN 0:00 0:10 0:20 0:30 0:40
Northern Canada VE8AT 0:10 0:20 0:30 0:40 0:50
USA (CA) W6WX 0:20 0:30 0:40 0:50 1:00
Hawaii KH6WO 0:30 0:40 0:50 1:00 1:10
New Zealand ZL6B 0:40 0:50 1:00 1:10 1:20
West Australia VK6RBP 0:50 1:00 1:10 1:20 1:30
Japan JA2IGY 1:00 1:10 1:20 1:30 1:40
Siberia RR9O 1:10 1:20 1:30 1:40 1:50
China VR2HK 1:20 1:30 1:40 1:50 2:00
Sri Lanka 4S7B 1:30 1:40 1:50 2:00 2:10
South Africa ZS6DN 1:40 1:50 2:00 2:10 2:20
Kenya 5Z4B 1:50 2:00 2:10 2:20 2:30
Israel 4X6TU 2:00 2:10 2:20 2:30 2:40
Finland OH2B 2:10 2:20 2:30 2:40 2:50
Madeira CS3B 2:20 2:30 2:40 2:50 0:00
Argentina LU4AA 2:30 2:40 2:50 0:00 0:10
Peru OA4B 2:40 2:50 0:00 0:10 0:20
Venezuela YV5B 2:50 0:00 0:10 0:20 0:30