同軸コネクタ

同軸コネクタ

アマチュア無線を始めたばかりのころに苦労することの一つに同軸コネクタがあるのではないでしょうか。何事も始めたばかりで初めてのことについては色々と考えてしまうものですが、ここでは同軸コネクタに焦点をあてて説明説明したいと思います。

同軸コネクタは流す信号の周波数に応じて使用するタイプが異なります。ハンディー機などの小型の機器で大きなコネクタを使用できない場合、またUHF帯以上を扱う場合はSMAタイプ、出力も大きくUHF帯以上を扱う場合はN型、HFからVHFではM形コネクタが一般に使用されています。

見た目は下記のような感じです。丁度良いコネクタが無かった為いずれも変換コネクタの写真ですが、手前側に写っているものが左からSMA型、M形、N型です。最近のアマチュア無線機器の場合は、ほとんどが下記のいずれかのタイプです。最近はBNCも良く使用されていましたが、最近はあまり見かけなくなりました。

SMA型コネクタ 約12GHzまで

マイクロ波で使用されてきたコネクタですが、機器の小型化、そして高周波化を扱いことが増えるに従い活躍場を増してきたのが、このSMA型コネクタではないでしょうか。サイズが小さいこともあり、最近では移動体通信機器、小型通信機器、計測機器などで広く使用されています。

M型コネクタ 約300MHzまで

1930年頃に開発され、以降広く使用されているコネクタの1つです。比較的に他のコネクタよりも安価であり、インピーダンスも規定されていません。アマチュア無線で使用する場合は、必ずインピーダンスを確認するようにしましょう。50Ωのつもりが75Ωだったということも。

N型コネクタ 約4GHzまで

N型コネクタよりも高い周波数で使用することを目的に開発されたコネクタです。インピーダンスが50Ωのものと75Ωのものがあります。アマチュア無線の場合、HF~144MHzではM形コネクタを使用し、430MHz以上にこのN型を使用しています。DC~4GHz全てにN型でも当然問題ありません。

コネクタの種類

ここでは最も一般的に使用されているトーコネ製について紹介します。コネクタには安価なものとそうでないもの。また、ケーブルの種類に合わせて様々なタイプが用意されています。よく使用されているMP-□□□、MJ-□□□、NP-□□□、NJ-□□□ではないでしょうか。

「MP-□□□」を例にモデル名について少し説明しておきたいと思います。最初の1文字目のMはコネクタのタイプ。M型であればM、N型であればN。そして、2文字へはオス、メスを表すPlugのP、そしてJackのJが続きます。ハイフン(-)を挟んで次に来る文字は適合する同軸ケーブルの太さを表します。その後の文字はコネクタのシリーズを表します。

コネクタの取付

ここではコートねの締付タイプのコネクタを例に取付方法を見ていきます。

MP-8SN

下記はトーコネのM型コネクタ、その中でもSFAケーブルで使用されることの多いコネクタの場合です。(8D-SFA-LITEなど)

1.まずはコネクタパーツの名称です。M形のSFA用コネクタは8つのパーツより構成されています。結構多いですね。

2.シェルに絶縁体、そしてブッシングを挿入します。

3.同軸ケーブルに締付金具、ワッシャー、ガスケットの順に通し、下記の寸法でケーブルの皮をはぎます。

4.ケーブルを剥いで、クランプをはめて、外部導体を折り返します。

この時に結構便利なのが、下記のような金櫛です。以前FTIさんが同軸コネクトを取り付ける作業をされているところを拝見したところ、この金櫛を使用してすばやく外部導体をばらけさせていました。金櫛がないと、ニードルなどで、繰り返しほぐさなくてはなりませんが、金櫛があると作業効率が格段にあがります。


5.次に中心コンタクトを装着します。

この時、中心コンタクトの根本に隙間ができていないことを確認してください。隙間ができている場合は、中心導体をカットし短くするなどで隙間が生じないようにします。

6.最後に最初に装着した締付金具を締めて、固定します。

この金具を締める際はペンチではなく、サイズのあったレンチ、もしくはモンキーレンチを使用するようにします。ペンチでは、ペンチの歯などでコネクタに傷がついてしまいます。

私は下記のようなモンキーレンチを2個使用しています。(1個だけでは片側しか固定できません)