免許の種類と操作範囲

アマチュア無線は無線機を購入すればすぐに電波を出せるわけではありません。無線従事者としての資格、および電波を出す局としての免許が必要となります。そして、その資格、免許の種類によって出せる電波の周波数、出力の範囲、および場所などが異なります。具体的にはアマチュア無線従事者の資格にはつぎの4種類があります。

第4級アマチュア無線技士

音声による交信ができるアマチュア無線を始める多くの人が最初に取得を目指す資格です。

  • 空中線電力10W以下の無線設備
  • 21MHz以上の周波数(詳細は下記の表を参照)
第3級アマチュア無線技士

音声、および電信による交信ができます。

  • 空中線電力50W以下の無線設備
  • 18MHz以上の周波数(詳細は下記の表を参照)
第2級アマチュア無線技士音声、および電信による交信ができます。
  • 空中線電力200W以下の無線設備
第1級アマチュア無線技士音声、および電信による交信ができます。

アマチュア無線従事者の資格と免許を受けることができる出力、および周波数

周波数帯
波長
周波数範囲
最大空中線電力(W)
第4級
第3級
第2級
第1級

135kHz

136K

135.7~137.8kHz 10 50 200 200
475kHz 475K 472~479kHz 10 200

1.9MHz

160M

1810~1825kHz
1000
1907.5~1912.5kHz
10

3.5MHz

80M

3500~3575kHz 3599~3612kHz 3680~3687kHz
10

3.8MHz

3.8M

3702~3716kHz 3745~3770kHz 3791~3805kHz

7MHz

40M

7000~7200kHz

10MHz

30M

10100~10150kHz

14MHz

20M

14000~14350kHz

18MHz

17M

18068~18168kHz
50

21MHz

15M

21000~21450kHz
10

24MHz

12M

24890~24990kHz

28MHz

10M

28~29.7MHz

50MHz

6M

50~54MHz
20
500

144MHz

2M

144~146MHz
50
50

430MHz

70cm

430~440MHz

1200MHz

25cm

1260~1300MHz
10
10
10
10

2400MHz

12cm

2400~2450MHz
2
2
2
2

5600MHz

5cm

5650~5850MHz
2
2
2
2

10.1GHz

3cm

10~10.25GHz

10.4GHz

29mm

10.45~10.5GHz

24GHz

12.5mm

24~24.05GHz

47GHz

6.4mm

47~47.2GHz
0.2
0.2
0.2
0.2

77GHz

3.9mm

77.5~78GHz

134GHz

2.2mm

134~136GHz

248GHz

1.2mm

248~250GHz
※ 月面反射による通信を行う場合は、出力の上限が周波数ごとに異なります。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]