20年ぶりにアマチュア無線を再開し、ついでに第一級、第二級アマチュア無線技士の資格を取ったのはいいのですが、全然再開したと言える状態ではありません。やったことと言えば、山登りをするので移動用とコールサインの早々の復活を兼ねてICOM ID-51を購入、QSLカードの作成、それとJARLへの入会でしょうか。
ここのところ忙しかったのもありID-51が活躍するようなお出かけはしていませんし、アマチュア無線を再開したとはとても言えない状態です。自分でもわかっていますが、一番の原因がずっと持っていたリグを使用できないこと。空中線の設置など本格的に再開するには、まだまだやらないといけないことがあることです。
そこで、リグの購入、空中線の設置、その他諸々と必要な機材の新規購入。これらを計画的に進めることにしました。仕事では、常々想像力を持ち、具体的な結果のイメージを持ち、戦略的に進めるべし。などと言っているのですが、どうもプライベートではそうなりません。
リグも色々と調べていると以下のようなモデルが検討対象になりそうです。
- KENWOOD TS-990
- YAESU FTDX9000D
- YAESU FTDX3000D
- YAESU FTDX1200
- ICOM IC-7800
- ICOM IC-7700
- ICOM IC-7600
- ICOM IC-9100
それにしても高価なリグが増えたんですね。趣味にこの金額はちょっと・・・と感じるモデルが半数。私の書斎は奥行に難があり、対象外となったものが幾つか。
最終的に悩んだのがIC-7600とIC-9100でした。昔の自分であれば迷わずIC-7600。車、お酒を控えればは、TS-990と思うのですが、20年もブランクがあるなかで間違い無く違いが分からないでしょう。少し仕事モードで考え、判断してICOM IC-9100を購入することにしました。
ネットでは、色々と書いておられる方もいますが理由はとても簡単です。
- ネットでは、ICOMの修理対応期間について書いているコメントを見ますが、ICOMの対応は自然だと思います。20年も30年も修理部品を抱え、修理対応することは非常に莫大コストがかかります。私が投資家、経営者であれば、これを普通に要求するユーザーがいる業界には参入しないでしょう。重電、インフラ系以外にこれを認めている、求めるユーザーがいる業界は他に無いのではないでしょうか。アマチュア無線メーカー存続、現代の常識に沿った経営のためにも、これで良いのだと思います。
- アマチュア無線が第一の趣味ではないこと。車、登山、PC、天体観測などなど、他にも趣味があり、第一にお金をかけるには躊躇してしまいます。
- 20年ぶりにアマチュア無線を再開したばかり。高級機は恐らく手に余る。取り敢えず、で購入したリグで物足りなくなったら、次を考えようと。また、その頃には、リグへのこだわり、好みを今と同じではないのではないかと思います。
- メインはHFですが、(来ないと願っていますが)災害時のことも考え、VHF/UHF帯も電波を出せるようにしておきたい。
こんな事を考えていたら、結局IC-9100に落ち着きました。ブランクもあるし、取り敢えず…でIC-7100でも良いかなと一瞬思いましたが、確実に後悔しそうでやめました。書斎にもっとスペースがあれば、IC-7600 + UHF/VHF機としたいところですが。
リグが決まったところで、次は空中線です。理想を言えばタワー、なんとか自立タワーで3エレくらいのアンテナをと思いましたが、説得しきれず。ルーフアンテナ、しかもなるべく目立たないアンテナという条件を課せられ。う~ん、厳しい。
アンテナアナライザ、SWR&パワーメーター・・・出費がかさむ・・・