リグの設置場所と配線

もともとアマチュア無線を再開することなど全く考えていなかったので、私の書斎のデスクには奥行をそれほど確保していませんでした。元々は奥行50cm、幅180cmの括り付けデスクだけ。ただ、それではあまりに狭いので拡張してL字型にしていました。しかし、アマチュア無線を始めたもんだから、50cmでは奥行が圧倒的に足りません。

デスクのL字拡張部分は、休日のDIYで自分で工作したのですが、今度は奥行50cmの手前に板を継ぎ足し90cmにしました。そして、デスクの奥に直径50mmの穴をホールソーで空け、ホールキャップをはめ、見た目を確保しました。私自身は、結構インテリアにこだわる方でして。

ちなみに、ホールソーは、ちゃちな複数のサイズの替刃がついているものではなく、一体型の使用をお薦めします。合板などの丈夫で厚さのある板では途中で刃がダメになってしまいます。

 これが私の使用したホールソー

ホールソーで穴を空けたら、ホールキャップを接着固定します。これで見た目を確保します。このホールキャップは、穴にあてるガイドと蓋とで別れています。蓋の部分は、外すこともできますし、回転させて必要なスペースを開けることもできます。
ホールキャップ

これで配線も綺麗になり、ばっちり!と思ったのですが、リグと壁の間をつめることが出来ません。
8Dの太さのケーブルが計3本。しかも、うち2本は8D-SFAなので、そう簡単に曲がりません。無理に曲げると断線などの原因になるので注意が必要です。

私としては、どうしてもリグを壁ギリギリに設置したかったので(手前のスペースを広くするため)、仕方なくL字の中継コネクタを使用することにしました。SWR、ロス色々きになったので、一応定評のある東洋コネクターのL字コネクタを使用してケーブルとリグのコネクタを直角に接続できるようにしました。
http://www.to-conne.co.jp/connector/c_products/n/CableAssembly/n.pdf
(気になるなら、中継コネクタなんか使うな!という声が聞こえてきそうですが、そこは優先順位の違いなので。)
取り敢えず、L型中継コネクタを使用する前と後を比較しました。
430MHz_L
こちらはL型中継コネクタを入れるの430MHz帯のSWRの測定結果です。

430MHz_Direct
こちらがL型中継コネクタを入れたのSWR測定結果です。

これを見る限り大きな違いは無いようです。中継コネクタを使う前は左下がり。下の方がSWRが低いのですが、L型中継コネクタを入れた後は上の方が低くなっています。この程度の違いは、測定誤差の範囲ですね。天気などでも結構変わりますし、ネジの閉め強度によっても違ったするので。

取り敢えずリグの前のスペースも広くできたので満足。なんだかんだ、物が多すぎるんだよね。27インチ、20インチのLCD、ミニタワーのPC、自作テスト用の電源(定電圧、定電流プログラマブル電源)、ファンクションジェネレーター、デジタル・オシロ、ロジックアナライザ、リグ(マイク、キー、ローテータコントローラー)、これら全てが乗ってます。書斎が広ければどうってことないんだが・・・

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です