CWの聞き取り練習とWAVEデータ

ゴールデンウィークも後半ですね。ここのところ忙しすぎて趣味に割く時間がほとんど持てていません。仕事人間ではいけないと思っているのですが。ここ2週間で交信した数は2局だけ。1週間に1局のペース。この2局も、疲れて寝る前になんとか交信した数です。

一方で、自作のモールス練習ソフトは、少しづつ手を加えてながら自分の練習に使っています。自分に合ったモールス練習ソフトで練習するのが一番良いと思いますが、これが中々手に入りません。なので、私の場合は自分で作成してしまいました。どのような仕様になっているかというと。

  • 練習対象の文字を選択できる。最初からアルファベット全てとかは大変ですよね。
  • スピードを細かく設定できる。
  • 文字数xグループ数で再生できる。例えばは、5文字再生後に約1文字分空けて次の5文字を再生。
  • ミス、誤りに応じて主題する文字の出現頻度を動的に調整する。正解率の高い文字は、出現頻度を減らし、ミスの多い文字の出現頻度を増やす。
  • 通勤用に音楽ファイルとして保存できる。

最近、ようやく20WPM(90~100文字/分 程度)でも問題なく聞き取れるようになってきました。実際の交信の場合は、決まったパターンが多いので、もっと早くても聞き取れますが、平文で打たれると大変です。もっと練習が必要ですね。

というわけで、久しぶりにプログラミングのネタを。(PCMデータの作成と再生)

パソコンで任意の音を出す方法として、システムデフォルトのビープ音(今は、サウンド?)、音楽ファイルの再生など幾つか選択肢があります。昔のパソコンでは、Beep(周波数)のような関数があったりしましたが、今は使用しないですね。Windowsの.NET Frameworkなどでは、そもそも相当する関数が無いかもしれません。
Windows環境に限らず、簡単なのはPCMデータを作成し、それを再生することです。「え?簡単?」と思った方もいると思いますが、このPCMデータを作成することはそれほど難しくありません。

そこで数回(回数未定、気分次第)に分けてサウンドデータの作成、再生方法について紹介していこうかと思います。

いきなりプログラミングに入る前に、「音」について少し。

アマチュア無線従事者免許をお持ちの方であれば、周波数、正弦波と書けば理解いただけると思いますが、音も電波同様に特定の周期を持った波を再現してあげれば良いのです。電波の場合は、再現するためには、周波数発生器などおもちゃが色々と必要になりますが、音の場合はパソコンさえあれば良いので簡単です。

ここでは、取り敢えず正弦波による音出しをゴールにしたいと思います。PCMデータの作成まで理解できればいノコギリ波であっても、また別の波であっても難しくはありませんので。
正弦波

次回にPCMデータで使用するRIFF (Resource Interchange File Format)について少し説明します。

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