ノイズ対策 – その1

気が付けば最後にブログを更新してから1年以上が経過してしまいした。最近、時々出ているのですが、仕事が色々と大変で週末も仕事に追われる日々が続いてしまっています。特にここしばらくイベントなどでの講演依頼をいただく事が増え、その準備だけでも結構苦労しています。別に講演回数が増えたからと言って、メインの仕事が減るわけではないですので。

アマチュア無線をやる方皆さんの共通の敵としてノイズがあるかと思います。細かく色々な対策を継続していたら、気が付けば大幅にノイズが減っていたので、どのような事をしてきたのかを何回かに分けて少し紹介しようかと思います。1つ目は、パソコンをはじめとする機器への対策、2つ目はリグなど諸々の機器への対策、そして3つめアースに関する対策です。

まず今回は身近な電源フィルターです。私は無精なので、コモンモードフィルターを作るとかはしません。メーカー製品で良いものがあれば、それを使ってしまう方です。そこで最初に使用したのがTDK LambdaのRSALシリーズ。これは単相2Pもので、容量もそれほど大きくありません。まずは、これをPCなど、ノイズを出していそうなPCの電源とコンセントの間に入れていきました。結論からいうと、少しノイズが減ったかな?くらいで、違いをあまり実感できませんでした。それでも、使用、未使用比較では違いがありました。
ちなみに私が使用したものは、RSAL-2006というものです。定格電流6Aですので、あまり大きいものには使用できません。しかし、使う前よりは改善していますので、対策の意味は十分にあるのではないかと思います。

フィルター RSAL
TDKラムダ RSAL-2006

RSAL-2006

RSAL-2006のテクニカルデータシートからは、それなりに効果は期待できるようです。
私の場合は、このフィルターをタカチのケースに入れて使用しています。

次に行った対策がネットワークスイッチ、USBハブです。いずれも安物、古いものは結構なノイズを出しています。理想はFCC、VCIのClass Aを取得している機器を使用することです。例えば、ネットワークスイッチでいえば、メーカーがオーディオ用などと謳っている機器が多くの場合ノイズ対策がしっかりとられている製品です。まあ、今時アマチュア無線用などと書いても宣伝にはならないでしょうね。
家庭用ネットワークスイッチでBUFFALOの BSL-WS-G2108M がそれにあたります。アマゾンなどでは、法人向けと書いてありますが、BUFFALOのWebページではオーディオ用となっています。値段も少し上がりますが、ノイズレベルはかなり下がります。

BUFFALO BSL-WS-G2108M

上記のネットワークスイッチの入れ替えに加えて、接続されているネットワークケーブルの両端にクランプ フィルター、ようはパッチンコアを付けました。安いものも色々とありますが、私はTDK ラムダのZCAT1325-0530、ZCAT1518-0730を使用。データシートを見比べると違いがかなりあるので、ここでけちってもと思ってます。

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