CNCとSMD(表面実装)

外は本当に寒いですね。天気予報による全国的に氷点下となった地域が多いようです。外出の際は十分に暖かくする必要がありますね。

このブログでもそのうちに書こうと思っているのですが、昨年安い中華製デスクトップCNCを購入しました。電子工作という家族からは変な目で見られるような趣味を持っている人であればケースの加工をご自身でされている方も多いのではないかと思います。私はこのケース加工が苦手でどうにかして楽に、且つきれいに仕上げたいと思っていました。穴あけの場合、真っ直ぐにならない(微妙に波打つ)四角穴、そしてシルク印刷のようにはいかないラベリング。いつも最後のケース加工でガッカリとしてしまうのです。これは自宅CNCできれいな穴あけ、ミリングによる綺麗な刻印を実現したかったのです。そこで購入したのがデスクトップで使用可能なCNCです。

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中華製2~3万のCNCとはいえ約0.1mmの精度で削れ、ちょっとした基板もEagle → Gコードデータ → 生基板のミリングでかなりのものが作成できてしまいます。もちろん両面基板の加工もできるのですが、位置決めが結構面難しく私の場合は片面基板がメインとなっています。

このデスクトップCNCの導入で大きく変わったのが使用する部品です。片面基板の方が作成が楽、且つ空ける穴が少ない方が楽、ということでSMDを使用する頻度が格段に増えました。気が付いたら抵抗、コンデンサはもちろん、インダクタ、ダイオード、ポリスイッチなども表面実装するようになっていました。結果として集積度が格段と上がり、一見すると趣味で作成したボードには見えない仕上がりに。

そんなこともあり、昨日秋葉原の秋月電子に立ち寄った際によく使用する抵抗をリールで幾つか購入してきました。リール1つで500円、2,500個のチップが巻かれています。絶対に死ぬまでに使いきれません。

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ただ・・・ちょっと失敗してしまいました。私はいつも0805(EIA)のサイズを使用しています。これは、2mm x 1.2mmで私がなんとか作業できるサイズなのですが、秋月電子で取り扱っているものは0603(EIA)、1.6mm x 0.8mmだったのです。小さい!小さすぎる!

まあ、買ってしまったものは仕方ないので頑張って使用することにします・・・と言っても、やはり小さすぎるので急ぎ拡大鏡を購入しました。探すと色々な拡大上があるのですが、視野角の広さなどからサンワサプライ製のものをポチっと。


サンワサプライ スタンドルーペ

参考までに表面実装用に部品のサイズ一覧を掲載しておきます。購入する際にはサイズに気を付けましょう。


EIA JIS L(mm) W(mm)
1005 0402 0.4 0.2
0201 0603 0.6 0.3
0402 1005 1 0.5
0603 1608 1.6 0.8
0805 2012 2 1.25
1206 3216
3.2 1.6
1210 3225 3.2 2.5
1808 4520 4.5 2
1812 4532 4.5 3.2
2010   5 2.5
2208 5720 5.7 2
2220 5750 5.7 5
2512   6.4 3.2

デスクトップCNCについては気が向いたら書こうと思います。

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