このWebページは、ちょいテクおやじの備忘録を兼ねたサイトです。これからアマチュア無線を始める、もしくは現在アマチュア無線を楽しんでいる方々にとってちょっとした参考資料として使えるサイトになればと思っていますが、あくまで私の個人的な備忘録です。

あまり更新していませんがブログはこちらでやってましたが、このサイトに引っ越しました。

AKG Q701 (ヘッドホン)

だいぶ暑くなってきましたね。私は夏が嫌い。冬の方が好きです。なぜなら寒ければ暖かい服を着れば良いですが、薄着にはシーン毎に一般常識によって決められた限界があるからです。私は仕事がら夏でも比較的にかっちりとしたスーツを着なくてはならない事が多いので尚更です。冷房の効いた屋内と外との行き来で体調を崩さないように気を付けたいものです。

先日、音楽、無線両用のヘッドホンとしてAKG Q701ヘッドホンを購入しました。AKGの銘機の後継と言われているモデルでクインシー・ジョーンズとのコラボレーションモデルです。多くの有名なミュージシャンがAKGのヘッドホンを使用していることでも知られているメーカーですが、このQ701は私が保有しているヘッドホンの中でもトップクラスの再現力だと思います。低域から高域まで緻密且つ自然な音が魅力だと思います。抜けの良さも密閉型にはない、オープンエアーのポイントでしょうか。

特にこのヘッドホンは本体とケーブルが脱着式であることがポイントです。ミニキャノンコネクタ(mini XLR)を使用しており、好みの長さのケーブルを自作できるのがもう1つ私が選んだ理由です。因みに、私は電源ケーブルから音響用のケーブルまで、多くの場合ピッタリサイズのケーブルを自分で作ります。無駄にとぐろを巻いたケーブルが嫌いなのと、ノイズ、音質の面からも良いことは無いからです。

Q701にはケーブルが2本付属しています。3Mと6M。長い、長すぎる。無線機と私はそんなに離れてないし、デスク上のヘッドホンアンプともそんなに離れていない。ということで早速手持ちのmini XLRコネクタとステレオプラグでケーブルを2本作成して聴き比べてみました。

1つ目にはBELDEN 88760 2芯のラインケーブルを使用しました。このケーブルはシールドケーブル(アルミホイルシールド / ドレインワイヤー)で、音響用として定評のあるケーブルの1つです。
 

このケーブルを使用して作成したのがこちらです。
ヘッドホンケーブル1
このケーブルは少し固めですがノイズに強く無線家におすすめします。

もう1つは、モガミ電線 NEGLEX 2549。こちらも音響用ラインケーブルとしては定評のあるものです。ただ、mini XLRやmini ステレオプラグに使用するには太すぎるのが問題です。

写真からわかる通り、手持ちのmini XLRには外の被膜が被ったままでは通らず、外の被膜を長めに剥がし熱収縮チューブで覆う加工をしています。
ヘッドホンケーブル2
 
このケーブルは太いのですがBELDENのものと比べると柔らかく、ヘッドホンに使用する場合はBELDENよりも取回しが楽です。

この長さだと音の違いは出にくいですが、モガミ電線を使用したケーブルの方が心なしか柔らかめの音な気がします。太い分静電容量が少し大きいのかな?私はケーブルによる音の違いは好みの違いだと思っています。どちらが良いとか悪いとかではなく。
今回作成したケーブルの場合、私の好みは NEGLEX 2549 を使用したケーブルでしょうか。

シャックを刷新

前回ブログを投稿してから気が付いたら3か月経過していました。もっとこまめに投稿しようと思っていたのですが、色々と忙しく週末ですらゆっくり出来ず本当に疲れた三か月でした。色々は色々なのですが1つは書斎、シャックの刷新です。もう1つは、本業に関係したところで大学のシンポジウムだったり、イベントなどでの講演が続いて本当に疲れました。講演などがあってもメインの仕事が減るわけでもなし。

かなり以前20年ぶりにアマチュア無線を再開したと書きましたが、書斎も無線機などの機材を設置するようにはデザインしていませんでした。そのため、アマチュア無線再開後はデスク周り継ぎはぎを重ねてやりくりしていたのですが、どうにもならなくなり書斎、シャックの刷新作業を始めてしまったのです。
しかも家具を自分で設計し、突き板を貼はり、出来は別としてそこそこの高級家具を造るのと同じ手法で作成し始めてしまい、作業を終えないと落ち着いて仕事、無線をするスペースも無くなってしまい。これこそ後悔先に立たず、家具造りがこれほど肉体労働とは。

きっかけは、これまで何度か作り付け家具をお願いしていた家具屋さんに自分が思い描く書斎設計図をもとに見積もりをお願いしたところ、ゼロが2つ付く万円の数字が出てきたからなのです。他の家具屋さんにも見積もりをお願いしたのですがどれもも似たような金額で、それなら自分で作ろうと初めてしまいました。材料、及び必要工具の購入などでそれなりに費用がかかりましたが、それでも家具屋さんにお願いする金額より大きく安く済みました。しかし・・・当初の作業工数よりも時間も体力的にもそれはそれは大変でした。

作業開始直後はこまめに写真を撮り、ブログのネタにと思っていたのですが、途中からあまりの作業量に写真撮ることを忘れ、毎週末ひたすら家具造りをしていました。毎週月曜日は筋肉痛・・・
自分の書斎スペースピッタリに設計、作成したので出来栄えは満足できるレベルになったのですが、結果としてはブログのネタにあまりなりませんでした。(写真をほとんど撮らなかったので)
書斎

ブログや趣味をお休みしていた間にPCBソフトであるEagleが更新されていたり色々あったようなので、おいおいそのあたりも書いていきたいと思います。

リモート制御用に作ったままの基板、リモート電源スイッチボックスなど、とにかく未完了の作業が多すぎ。
写真にも写っていますが、ThamwayのアンプDXV501Lも購入したまま、500W免許取得のための作業を何も開始出来ていません。接続もされていません。隣のAT-1000Pro IIも同様。このままでは買っただけになってしまう。

リモート制御コントローラーの作成はじめ

この週末は本当に暖かいですね。なんだか色々と不安になってきてしまうほど暖かい。不安というのは具体的には環境、温暖化という意味でということなのですが、2月にこれほど暖かかったというのは記憶にありません。本当に経験が無いのか、もしくはあったけれど思い出せないのかはわかりませんが。

ところで、皆さんは回路図、基板設計ではどちらのCADソフトを使用されているのでしょうか。しばらく前にトランジスタ技術SPECIALなどで紹介されたKiCadやCADLUS、PCBEなどのを使用されている方が多いのでしょうか。

私は何といってもEagleです。回路図、基板設計、部品管理までを一元的に行えるので、色々と使用してみた限りではEagleが一番使いやすいです。もちろんマイコン同様、好み相性など色々あると思います。

私は自作する際にPIC、AVR、H8、最近ではRaspberry Pi Zeroなど使い分けています。人によっては、アンチPICの方もいますが、マイコンそれぞれに一長一短がありますので、用途、消費電力、コスト、作成数などの要件に応じて最も適切なものを選択すれば良いと思っています。

先日、電源、同軸切替のリモート制御について書きましたが、コントローラーについて少し書いていこうと思います。具体的には、回路図を起こして、プログラムを書いて、基板を作成して、ケースに収めるところまでを紹介できればと思っています。

今回はなるべく手持ちの部品と作りたいと思っているの数ストックしているPICマイコンを使おうと思います。16F1シリーズがリリースされて以降、好んでこのシリーズを使用しています。16F1827、16F1938などはそれぞれ二桁個数の在庫を持っているので、これを使います。

回路図、及び基板設計にはEagle、基板作成はユニクラフトで行こうと思います。色々と細かい指定、精度を要求する場合はP板.comを選択しますが、今回はそうではありませんので。

次回はEagleのインストールを含む使い方を少し紹介しようと思います。