このWebページは、ちょいテクおやじの備忘録を兼ねたサイトです。これからアマチュア無線を始める、もしくは現在アマチュア無線を楽しんでいる方々にとってちょっとした参考資料として使えるサイトになればと思っていますが、あくまで私の個人的な備忘録です。

あまり更新していませんがブログはこちらでやってましたが、このサイトに引っ越しました。

Eagle – ガーバーデータの生成ではまる

かなり寒くなってきましたね。先週知人が札幌に出張で行っていたのですが、札幌の人にとってもかなりの積雪だったとの事でした。本当に寒い地域では関東と異なり雪が衣服に付着しないのがいいですね。雪が軽くて、衣服についても融けないのではたくだけで落ちます。

ところで、現在作成中のモジュールがあります。しばらく前に紹介したように、私のシャックは同軸の切り替え、卓上LED、および電源のオン・オフを遠隔でできるようにしています。同軸切り替えなどは、2段になっている箇所もあり、複数のリグ、複数のアンテナの経路を一部メッシュにしています。メッシュにしているということは、同軸切り替え器の組み合わせでどのリグとどのアンテナが繋がるかが変わるということになります。

常に経路を考え流れ切り替えなくてはならないため、事前に設定した接続パターンに応じて簡単に切り替えられるようにしたく、リモート切り替えのコントローラー(マスター)と切り替えモジュール(スレーブ)の作成をしています。まずはスレーブをということで、RS485で接続し12Vの共有On/Off、およびリレー制御によるOn/Offが可能なモジュールを作成しようとしています。

スケマティックを書き起こし、ボードをデザインし、ガーバーデータを吐き出し発注しようかと思ったところで、アウトラインデータが吐き出されないという問題に直面。現在はEagle 7.7.0を使用しているのですが、拡張274xを使用しようがOutlineのファイルが吐き出されません。
Job
ジョブの設定を確認してもOutlineのファイル指定が存在しないので、当然吐き出されるわけもなく。
試したことと結果をまとめると下記のような感じです。
(gerb274x-mill-drill.camの場合)

  1. “Drill PAD/VIA”、および”Drill HOLEs”のそれぞれでDrillsとHolesのレイヤーがアクティブでないとアラートが出る。過去のバージョンと異なり、二つに分けられているにも関わらず、エイヤーチェックが以前のまま?
  2. DrillsとHolesの両方を吐き出すプロセスを追加し、拡張子を .dri に設定(Drill xxxxのプロセスにレイヤーを追加しても同じ)
  3. Outlineを吐き出すプロセスが存在しないので、プロセスを追加し、OutlineデータであるDimensionをレイヤー選択する。 → 拡張子 .out がエラーになる。仕方なく .ou で設定

これで問題なく手配できるのかわからないが、今回は unicraftに発注。流す電圧、電流が少し高いので銅箔厚に70μm(2oz)を指定。もちろん、VCCはかなり太目に配線し、GNDはRatsnestで表裏。

ノイズをなるべく抑えたいということもあり、Minmaxの M78AR05 (秋月電子で買える) を class B仕様で設計。このRegulatorは一般的なものよりかなり高額ですが、効率が高く使用勝手が良いのでお勧めです。今回は日本製のインダクター (A823LY-100K) を使用しましたが、次回は中華製のSMDタイプを試してみようと思いません。そのうち違いを比較して報告したいと思います。

最近は簡単にインターネットで基板の手配を低額ででき、時々活用しています。これまで何社か使ってみましたが、下記の2社でしょうかね。

unicraft – http://unicraft-jp.com/
安いです。コミュニケーションもしっかりしており、レスポンスも早いです。

P板.com – https://www.p-ban.com/
unicraftよりも高いですが、品質もunicraftよりも高く、納期も短いです。

趣味で作るような低周波数回路基板であれば unicraft でしょうか。

CNCとSMD(表面実装)

外は本当に寒いですね。天気予報による全国的に氷点下となった地域が多いようです。外出の際は十分に暖かくする必要がありますね。

このブログでもそのうちに書こうと思っているのですが、昨年安い中華製デスクトップCNCを購入しました。電子工作という家族からは変な目で見られるような趣味を持っている人であればケースの加工をご自身でされている方も多いのではないかと思います。私はこのケース加工が苦手でどうにかして楽に、且つきれいに仕上げたいと思っていました。穴あけの場合、真っ直ぐにならない(微妙に波打つ)四角穴、そしてシルク印刷のようにはいかないラベリング。いつも最後のケース加工でガッカリとしてしまうのです。これは自宅CNCできれいな穴あけ、ミリングによる綺麗な刻印を実現したかったのです。そこで購入したのがデスクトップで使用可能なCNCです。

DSC01942

中華製2~3万のCNCとはいえ約0.1mmの精度で削れ、ちょっとした基板もEagle → Gコードデータ → 生基板のミリングでかなりのものが作成できてしまいます。もちろん両面基板の加工もできるのですが、位置決めが結構面難しく私の場合は片面基板がメインとなっています。

このデスクトップCNCの導入で大きく変わったのが使用する部品です。片面基板の方が作成が楽、且つ空ける穴が少ない方が楽、ということでSMDを使用する頻度が格段に増えました。気が付いたら抵抗、コンデンサはもちろん、インダクタ、ダイオード、ポリスイッチなども表面実装するようになっていました。結果として集積度が格段と上がり、一見すると趣味で作成したボードには見えない仕上がりに。

そんなこともあり、昨日秋葉原の秋月電子に立ち寄った際によく使用する抵抗をリールで幾つか購入してきました。リール1つで500円、2,500個のチップが巻かれています。絶対に死ぬまでに使いきれません。

DSC01946

ただ・・・ちょっと失敗してしまいました。私はいつも0805(EIA)のサイズを使用しています。これは、2mm x 1.2mmで私がなんとか作業できるサイズなのですが、秋月電子で取り扱っているものは0603(EIA)、1.6mm x 0.8mmだったのです。小さい!小さすぎる!

まあ、買ってしまったものは仕方ないので頑張って使用することにします・・・と言っても、やはり小さすぎるので急ぎ拡大鏡を購入しました。探すと色々な拡大上があるのですが、視野角の広さなどからサンワサプライ製のものをポチっと。


サンワサプライ スタンドルーペ

参考までに表面実装用に部品のサイズ一覧を掲載しておきます。購入する際にはサイズに気を付けましょう。


EIA JIS L(mm) W(mm)
1005 0402 0.4 0.2
0201 0603 0.6 0.3
0402 1005 1 0.5
0603 1608 1.6 0.8
0805 2012 2 1.25
1206 3216
3.2 1.6
1210 3225 3.2 2.5
1808 4520 4.5 2
1812 4532 4.5 3.2
2010   5 2.5
2208 5720 5.7 2
2220 5750 5.7 5
2512   6.4 3.2

デスクトップCNCについては気が向いたら書こうと思います。

グリッドロケーター(GL)

先日、今年はアマチュア無線をこれから始める人の助けとなるようなWebサイトを立ち上げると宣言しましたこともあり、どのような内容にするか、何を掲載するのかなどネタを考えています。結構今となっては当たり前、常識となっていることが最初のころはそうではなかったように思います。先日書いたJCCやZONEなどもアマチュア無線を始めた頃は、JCC?、ZONE?だったような気がします。多くのアマチュア無線家にとってはその当たり前が、これからアマチュア無線を始める人にとっては当たり前ではなかったりするものです。

そこで、今回はGLコードそのもにについて説明しているWebサイト、また自局設置場所のGLコードだけでなく、鳥瞰的に確認できるWebサイトを紹介しようと思い探していました。しかし、あまり良いWebサイトを見つけることが出来ませんでした。ある程度わかっている人向けというのでしょうか。なくはないですが、ピンポイントで確認できるだけだったり、始めたばかりの人には「?」のようなWebサイトが多い印象を持ちました。

そこで、Google Map API V3を使用してGLを鳥瞰的に見れるページを作ってみました。取り敢えず下記のようなGLの仕組みを説明しつつ、GLコードを確認できる下記のようなページです。私のJavaScriptでゴリゴリto
Webページを作るような仕事をしているわけではないので、かなり粗雑なつくりになっていますがご容赦を。

gridlocator_web
色々と書いておきながら、自分も大したWebページを作れていませんが取り敢えず。これからフィードバックなどをいただきつつ、少しづつ改善していけたらと思います。

作成したページはこちらです。ご意見などいただけたら有難いです。